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『猫町ラプソディ』感想 その4 [book]

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シンガーソングライター山田稔明さん著書のエッセイ集。前作『猫と五つ目の季節』がミュージシャン山田稔明をモデルに書かれたものであれば、今作は、正真正銘、山田さん自身の、なんの迷いもない猫への愛の本。山田さんの住む「猫町」とそこからごく自然に繋がってゆく猫や人々のありふれているようで奇跡のような日々が綴られています。
山田さんの類い稀なる文章力(と、猫への愛!)のおかげでポチやチミちゃんの姿形やその表情、そしてその時の景色や色、風の匂いまでもが鮮明に浮かび上がるようで、ちょっと猫町に迷い込んでしまった隣人ような心持ちで読み終えました。そしてやっぱり泣かされました(同じくらい笑いもしました)。何かわからないものに感謝したい気持ちになることがありますが、おもいは奇跡につながり、今は未来にちゃんとつながっているのですね。
ポチ、チミちゃん、山田さんに出会えてよかったね。愛するものと暮らす人、愛するものをなくした人、愛するものにこれから出会う人きっとたくさんの人々の心に響く1冊なのだと思います。愛するものは、きっと目の前にある、です。それにしてもやっぱりすごいなぁ!猫って。
ーませしょうこ(ハルカゼ舎 店主)
山田さんの新刊。その行間から溢れ出る猫への強い愛。シンガーソングライター山田稔明は猫なくしては存在しえないなとあらためて思いました。猫への(特に自分の飼い猫への)偏愛だけれども、それが、日々の山田さんの暮らしを楽しくしていて、その楽しい、愛しいという気持ちが波紋のように、周りの私達にも伝わっているんだなあ。
世界中のすべての猫も犬も、人も金魚も幸せでありますようにと祈ろう。
ー岩崎朋子(巣巣 店主/草とten shoes)
山田くんは文章もメジャーキーだね。
シリアスな場面も軽やかに流れてる。
これは猫の皆さんを通じた命のお話。
猫賛歌であり人間賛歌だと思ったよ。
ー高橋徹也(音楽家)
猫が愛らしいのは決して揺がぬ事実ですが、猫に接する人までが不思議と無性に愛らしく見えてしまう現象。つまり山田さんの愛らしさが炸裂しているエッセイでした。中でも「奇跡の七日間」は、その経緯を知ってはいたにも関わらず、自分の保護猫経験と重なり胸を焦がして読みました。これはまさに恋。
山田さんによる挿絵もかわいらしく個人的にはチミちゃんのトイレの絵が好き。「こんなに可憐な女の子なのに、」には思わず声出して笑いました。嬉しいも楽しいも悲しいもあるけれど、猫いいですよ。うん、猫いいですね。
—坂本千明(イラストレーター/紙版画家)
僕は子どもの頃から猫が近くにいなかった。ピアノ教室の3人息子でチャランピロンワーワーと音に溢れたウチだったから、もし猫がいたらニャーが足されもっと賑やかだったろうな。この本を読みながらそんな空想に耽ってニヤニヤ。ここはニャーニャーかな?そんな軽い気持ちで読み始めたのだが読み進めていくうちに山田くんの出来事があたかも自分の身に降りかかったかのように感じてきた。同じ佐賀県出身のミュージシャンで年齢もほぼ同じ、音楽の指向性も共感するとこが多い。僕らの違いは猫を飼ってるか飼ってないか。流石にそれは言い過ぎだが、18年来の友であることは間違いないので、章毎に、これはあの時の話だな~、あれは大変だったなぁ、これは知らんやったぁ、となる。
お気に入りのソファでポテチをコーラで流しながら読み進めてるといつの間にかポテチがポチやポチ美に変わってた。きっと僕はこの先も猫は飼わないだろう。でもゴメスや山田君の歌は聴き続けるし、山田本も読むと思う。その中で一瞬の幻でも僕のものだった2匹の猫を思い出しまたニヤっとするのだ。ここはやはりニャーっとするのが正しいのかニャ。
—タカタタイスケ(音楽家/PLECTRUM)
猫が迷子になって捜したときの不安な気持ち、おひさまの光でキラキラ輝く被毛を眺める幸福感、病気の子に皮下注射を自分でしたときの辛さ、最期を看取るときは本当にやるせなく苦しいけれど、それでも猫と暮らてないよりずっと幸せ。
皆知ってるし、全部わかる。いろんなところで共感して、ポチが亡くなるところでは、やっぱり涙、涙…。
私も子供の頃から猫と暮らしてきたけれど、愛猫を息子や娘と思ったことは一度もなくて、姉、弟、親友、恋人が混ざったような、あるいはもっと別の特別な存在。ただただ愛しくて、1日何度見ても可愛くて飽きない…と、この本を読み再確認し、今日も宝物の猫をぎゅっと抱きしめました。
—片岡まみこ(画家、人形作家)

  

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